~what's Lxxx~

恋の迷子。あるがままを綴るノンフィクション冒険譚日記。恋愛感情は壊死。恋がしたい。一目惚れしたい。音楽、アニメ、酒、JKしゅきしゅき!

せX したい朝

朝、出掛ければ、、、。

梅雨の湿気から解放されたカラッとヒンヤリした空気が、

スぅーーっと流れていた。溢れ咲き乱れたその空気の華々しさ。

昨日までの梅雨の重たい湿度が被う朝の空気とは、唐突に違い過ぎていた。

違い過ぎて実感の無い朝だった。

朝を歩んでいると、、、

空気を泳ぐ色の無い糸が消えては浮かび、意識の覚醒と共にやがて消失してゆく。

その糸は太陽の斜陽次第で何色にも色づき、同時に漂っているという存在を

数秒遅れになって ようやく認識できる。

光の反射で何色にも、見たままに、色づく細い糸は、この涼やかな時をゆったりと泳ぎながら死に急いで消えてゆく。

ほんの数秒の出来事。

世界は冷たくも、どこか、そう。ぼんにゃりと、アタタカミのあるステンドガラスよりも薄透明で透ける鏡を通した視世界。

色付き下敷き、3Dメガネ、単語帳や赤本、テキストの解答を隠すために用意された

赤いシートの下敷きとか、サランラップを挟んで覗く人工的な意図して覗く世界とは

まったく味わいが違うホンモノの違和感ある世界。

 

季節の変わり目の朧げで、儚げな手で掬うにも泡を掴んだかのように掴んだと思うた瞬間に消えてしまう感覚。自分の掌をまじまじと見ても、、

たしかに幻想も現実も何も無い。

ただただ

朝の吸い込む空気で肺が侵されてゆく。

この夏へと向かう息苦しさと、揺れる風に支配されてゆく。

真っ青ではない、空の下。
 
澄んだ空気とは裏腹に、空の表情は無茶苦茶だった。
快晴のキャンパスに白を無造作に塗り手繰った濁り混じる空色。かと思えば、
首を横に向けば、黒ずんだ灰色の雲が
ドヨドヨ油まみれの黒さで汚くこびり浮かんでいた。
 
その空の形相を見て、『ああ、あのド畜生の黒雲の下は、ゲリラ豪雨だな』と検討がつく。
 
普段同じ空模様に慣れ過ぎているから、こういった二面性の雲模様は希薄な存在である。
 
- 電子レンジをヤリ過ぎて重く熱くなった鈍い色 -
 
そんなヘンな感じの雲模様。
 
どれだけの人が、この二面性の空を見ているのだろう。
通学通勤ラッシュな時にどれだけ。
どれだけ。
どんだけええ~。
街行く人々にそんな空を、、上を向いて歩く余裕のある人間はそういない。
そんな一行 の様子は 無い。。
 
ただただ今この朝時には、
学校・職場という社会生活に最低限必要な場所へと、
その目的地へと
無我となって目指す者ばかり。
朝の呪いは其処へ赴くだけを使命として発動してる。
 
見ゆる人たちは、まるでゾンビだ。
 
ゾンビの例えが悪いのならば、こう揶揄しよう。
ぼくたちはプログラムされ、社会に洗脳された傀儡。
学校も勤め先も、行きたくない。そんな本当の意志とは反する行動の上に成り立つ朝の儀式。
 
反抗心を貫けずマリオネットのように、ぼくたちは社会の歯車になっている。
だからこそ。社会の歯車を考えないようにしている。
 
頭の中も体も重いのに、
 
今朝の吸い込む空気は 、軽やかだ。、
この浮かばれない現実に広がる青白く濁った空と、眩しさと虚しさは、
視界に目障だ。
- 劈 く -
 
その光景の刺さり具合に彷彿と浮かぶ死にたい気持ち。、
身の内に潜む自分しかわからない自分が想う、自分しか聴こえない、自分だけのバイクのカラカラした重厚な乾いた音が響いてゆく。
空ばかりに気を取られていたのが、重い空気を吐き出すバイクの排気音でひとつで
一気に地面へ意識は向かう。
 
- 地を這う 匂い。 しつこくない 心地よい  風 と の 一体感 -
 
今日は何処に飲みに行こうか。
どんなお酒に出逢い、どんな女性と出会うのか。出会わず終わるのか。
 
そんな事を朝から考えてると、パトカーのサイレンがお花畑を一掃して駆け抜けていった。
無礼千万に私の妄想を横切り、幻想も、現在をも塗り潰す。
 
数秒前まで浮かんでいた能天気に釘を刺すが如く。
 
朝っぱらから何が起こったのか?そんなことはどうでもよかった。
最寄りの駅の出入口に差し掛かる。
駅のホームまで繋がる階段を歩んでいると、別の方角からじんわりとサイレンが滲み聴こえてきた。
また別のパトカーが走行しているのだ。
一台、二台と、そんなにも大変な事が起きたのだろうか?と思う。
 
この朝6時台の澄んだ空気の下で。
 
遠くにあった- 電子レンジでヤリ過ぎて重く熱くなった鈍い色の雲 -はもう真上にある
 
サイレンがこの情景を装飾してゆく
 
『 マジ う ぜ え ... 』
 
舌打ちが何よりも重く響いた。
 
空気の質感+雲模様+サイレン+私
 というのをバンド編成にすれば、音楽性の違いで解散するみたいに
 
この朝は千切れてバラバラに彷徨った。
 
 
そんあことを感じたの。うひひひひ。はてなブログで日記だから恥ずかしくもんんん
う!ひ